マルちゃん ごつ盛り 油そばの概要
マルちゃんのごつ盛りシリーズから、「油そば」をレビューする。
ごつ盛りシリーズはエースコックのスーパーカップのようにオーソドックスな「ワンタン醤油」、「コーン味噌」、「コク豚骨」のほか、カップ焼きそばを大型化した大盛りカップ焼きそばが存在する。
これまでごつ盛りの焼きそばといえば、基本の「ソース焼きそば」と塩味の「塩焼きそば」の2種類だったが、2021年3月29日に期間限定商品として新たに登場したのがこの「油そば」である。
今回扱う「油そば」はその期間限定ではなく、およそ1年後の2022年2月28日に再販された商品。今度はレギュラー商品としての登場となる。
ごつ盛りの大盛りラーメンの方は新商品が定期的に投入されるが、大盛り焼きそばでは完全新作、最近カップラーメン業界で流行りの「油そば」はシリーズ初登場。いつものごつ盛りならではのかやくが少なめで麺がメインと予想するが果たしてどんな感じか?
以下に順を追ってレビューする。
ごつ盛り油そばの外観は赤色がイメージカラー。油そばの味は「醤油味スープ」とあるので、醤油系であれば赤色は順当なカラー。ソース味の黄色、塩味の青色と差別化されており、わかりやすい。
パッケージ側面は赤一色。味の説明に「にんにくとごま油の風味を利かせた、クセになる味わい」とあり、ごつ盛り油そばのセールスポイント。
原材料名にはいつもの油揚げめんのほか、精製ラード、食塩、しょうゆ、香辛料、粉末野菜、卵白、ラード、植物油、ポークエキス、砂糖、醸造酢、香辛料、酵母エキス、キャベツ、加工でん粉などが並ぶ。
主な原材料名は以下のとおり。
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、精製ラード、食塩、しょうゆ、香辛料、粉末野菜、卵白)、添付調味料(しょうゆ、ラード、植物油、ポークエキス、砂糖、醸造酢、香辛料、酵母エキス)、かやく(キャベツ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、増粘多糖類、クチナシ色素、香辛料抽出物、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・豚肉を含む)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-%E3%81%94%E3%81%A4%E7%9B%9B%E3%82%8A-%E6%B2%B9%E3%81%9D%E3%81%B0-163g-%C3%9712%E5%80%8B/dp/B08VFH19HJ
別の側面にはアレルギー表記で、原材料には小麦、卵、乳製分、ごま、大豆、豚肉が含まれる。
油そばのエネルギーは1食163gあたり、758kcalとかなり高め。麺が130gもあり、スープが一切ない麺が主体の大盛りカップ焼きそば系なので当然ながらカロリーはかなり高い。もちろんカロリーや麺が多い分これ一個でお腹が膨れることを意味する。
他にタンパク質が15.3g、脂質が41.2g、炭水化物が81.4g、食塩相当量が4.8g、カルシウムは277mg。
ごつ盛り 油そばを開封
フタを開けるとごつ盛りの焼きそば系でお馴染みの光景が目に入る。いつもの細めの油揚げ麺に液体スープ、キャベツが入った小袋の3点セット。
低価格なごつ盛りシリーズであることを考えると油揚げ麺はごつ盛りソース焼きそばや、ごつ盛り塩焼きそばと共通の麺と思われる。
また、具材のキャベツも共通で見慣れたかなり少なめのキャベツ。液体スープだけは当然ながら専用品で、油そばであることを連想させる。
麺はいつもながら大容量で、かなり多い。その量は130gで、大盛りという名にふさわしい。
ごつ盛り 油そばにお湯を投入&調理
お湯を投入して3分で完成する。これもいつものソース焼きそばや塩焼きそばとまったく同じ。上蓋を取るとフニャフニャの油揚げ麺とキャベツの光景もこれまた同じ。
液体スープを投入すると、ここで違いが出てくる。醤油ベースの油そばのスープは麺にかけると香ばしいごま油の匂いが広がり、食欲をかきたてる。いつものソースや変化球のバジル塩とも異なる醤油系のいい匂いでかなり美味しそう。
麺全体にからませると醤油の色でかなり茶色くなる。ぱっと見ソース焼きそばに近いが、若干薄い程度。ただし匂いが完全に醤油ベースなので間違うことはない。
ごつ盛り 油そばを実食
それでは実食。食べると醤油の味が口いっぱいに広がり、ごま油の香りも感じられる。確かにこれはクセになる味で美味しい。一方でにんにくも入っているようだが、そこまで感じられない。
これが油そばであることを考えると、パンチ力は無いので押しが弱いとも言える。この手の油そばのカップラーメンは背脂を入れたり、濃い味にしてみたり、豚キムチとか、担々麺とか個性が強いものだが、ごつ盛りの油そばは万人受けしやすいオーソドックスな味に仕上がっている。
ただ、食べ進めるといかせんごま油と醤油の組み合わせがキツイと感じる場面もあった。人によっては少々苦手な味かもしれない。
実売100円前後で、よく売れる商品であることを考えれば尖った個性的な味よりも標準的な方が無難であり、この路線は間違いないのだが個性的な油そばを期待すると少し裏切られる。
具材はいつものキャベツで麺に対してとても少ない。あくまで麺主体の油そばといったところ。ただし麺の量が130gもあるので、食べ終わる頃にはこれ1つでかなりお腹いっぱいになる。
ごつ盛り 油そばにオススメのちょいたし 台所の調味料アレンジでさらに美味しく
ごつ盛り 油そばには後からちょいたしすると美味しい組み合わせがネット上で報告されている。それは
- マヨネーズ
- ラー油
- にんにく
- 揚げ玉
の3つ。マヨネーズを入れるとコクがプラスされ、中毒性の高い味に変化する。元々醤油とマヨネーズの相性は良いが、ごつ盛り 油そばに入れるとこれが際立つ。
ラー油は辛味をプラスする効果があり、よりピリッとした味付けにしたい時に有用。にんにくはパンチ力が増し、スタミナ系の味に変化する。
揚げ玉は具材が少ないため、食感やアクセントとして入れると美味しい。よりごつ盛り 油そばを手軽にアレンジして楽しみたい時は上記4つのいずれかがオススメだ。
ごつ盛り 油そばはまずい?美味しくない?美味しい?
ごつ盛り 油そばについてネットで調べると「まずい」とか、「美味しくない」とかの口コミを耳にする。
これはごつ盛り 油そばの味付け(ソース)に由来するものと管理人は見ている。
一般的な油そばの味付けは豚の油などを使った醤油ベースの味付けが多いのだが、ごつ盛り 油そばに関してはごま油を主体として、にんにくなども使った独特でかつクセのある醤油味。
このごま油は液体ソースをかけた瞬間から匂いが立ち込めて鼻を刺激し、味もごま油寄りのクセのある醤油味のため、ごま油が苦手な人はまずと感じやすい。さらにごま油の味だけが強烈な部分もあり、その奥の深みやコクなどが薄いためペラッペラなソースと感じる人も居ると思う。
また麺自体も油そばといえば太麺が主流だが、ごつ盛り 油そばは他のカップ焼きそばやごつ盛りシリーズと同じ細麺を使っている。そのため麺を食べた時のインパクトや食感、太麺ゆえの食べごたえなどが無く、物足りなさを感じてしまう。
以上のようにごま油のクセのある味付けと、油そばでありながら細麺というミスマッチなどが酷評される要因と考える。
ごつ盛り 油そばの総評&オススメ度 ★★★☆☆
ごつ盛りの油そばは、醤油ベースのオーソドックスな味付けで誰でも食べやすく、低価格ながら食べごたえのある油そばだった。
いつもながらキャベツの量が少ないのが残念だが、ごつ盛りシリーズはどの商品も具材よりも麺が主体なのでこの点は目をつむるところ。ごつ盛りのカップ焼きそばとしてはそれまでのソース味、変化球のバジル風塩味に加えて、醤油味が加わったことでより選択肢が増え魅力が増した。
特にカップ焼きそばのソース味が苦手な人や飽きた人、バジル塩もダメだった人はこのごつ盛り油そばがオススメである。油そばといっても実質はごま油が入った醤油味の焼きそばに近いので、とても食べやすいと思う。
評価は個人的には高めだが、油そばを名乗っているのに実質は醤油味の焼きそばになっているのでその点や食べ進めると少々クセが強いことを考慮して星3つとする。
ごつ盛り 油そばが再販 購入可能に
ごつ盛りは2022年の再販後、しばらく市場に出回っていたが冬ぐらいに店から商品が消えていた。
公式ホームページでは油そばが掲載されており、販売終了にはなっていなかったが流通はしていないか、お店側が冬はほとんど納入していないかった可能性がある。
寒くなるとカップラーメンは売れるけど、逆にカップ焼きそばが売れなくなるため、冬の時期は一旦販売を終了し、逆に暑くなってカップ焼きそばがよく売れる夏にめがけて再販したのかもしれない。
2023年の春頃からは普通にスーパーマーケットやディスカウントストア、Amazonでも購入可能となっている。
ごつ盛り 油そばの購入情報
価格 税込み99円
→ 2023年4月購入時は値上げし、税込み109円
内容量 163g(めん130g)
購入先 トライアル
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